計画と誘惑
スーパーに買い物に来た顧客に対して、何を買う予定なのか、買い物の結果何を買ったのか、について調査しました。対象となる顧客は、以下の2グループに分けました。
A:買うべきものを頭の中で考えて来店
B:事前に買い物リストを用意して来店
するとAグループは予定になかった商品を多く買い、Bグループは予定外の買い物はほとんどなかった、ということです。つまり、記憶に頼っていると誘惑に弱くなるということなんです。
これは私たちの行動にも応用できます。一日の予定を朝紙に書き出してみましょう。新たに飛び込んでくる仕事に気を取られ、予定していた作業が全然進まなかった、なんて事がなくなり、自分のペースで仕事ができるようになるのではないでしょうか。
また、「隙間時間の時間の使い方」というリストを作っておけば、予期せず時間が空いた時にもスムーズに時間を使う事ができます。
私は電車に乗っている時のやる事リストを用意するようにしています。
○両手が空いている時→読書
○片手しか空いていない時→スマホのメモ整理
○両手が空かない時→頭の体操
それぞれ実施する時のネタをいつも用意しています。
家にいる時も、ちょっとした時間が空いた時に読める本をいくつかの場所に置いてあります。
このように、一日の予定やちょっとした隙間時間の過ごし方等、自分の時間を自分でコントロールするために、事前に計画しておく事はとても有効なソリューションになります。
目標達成への教訓
目標を紙に書いて貼る、あるいはノートに書き出す。それだけで誘惑に対抗できる人生の計画になり得ます。さらにやりたいことリストややらないことリストを作っておくと強力な誘惑対策として機能します。目標達成のための仕組みは同時に誘惑よけにもなるのですね。