目標達成hack

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考える習慣

考えることを習慣にできると、情報も集まることになりますし、判断も早くなります。良いことばかりのように思いますが、なかなか実現できないものです。ではどうすれば良いのか、問題を分解してみました。


考えているか

「考える」ことと「悩む」ことは違います。「考える」こととは、物事を整理し、本質を見極め、判断軸に比較して自分なりの考えを持つ、というような作業です。一方「悩む」とは、1つのところにとどまり、前に進めない状態ですね。「考える」ことと「悩む」ことは似ているように見えますが、大きく違います。

この違いは何から来るのでしょうか。1つの可能性としては、判断軸を持っているかどうかにあるのではないでしょうか。「考える」ということは未来に焦点を当てて、自分の判断基準と照らしてどうなのか、という方向性を出す、ということでしょう。逆に「悩む」人は、判断軸がないことから、未来が見えなくなっているのではないでしょうか。霧がかかって進む方向がわからなくなった状態ですね。


情報を受け取れているか

同じ本を読んでも、とても有益だった、得るものが大きかった、という人もいれば、つまらなかった、既に知っている情報ばかりだった、という人もいます。本当に知識レベルに差があって、情報の感じ方に違いが出る場合もあるでしょう。しかし、同じような環境の人を集めても、受け取り方の違いが出ることは実験で確認されています。どうして情報の受け取り方に差が出てしまうのでしょうか。

これは、問題意識の差だと言われています。人は見たいものしか見ないし、聞きたいものしか聞こえません。同じ情報を見聞きしても、自分の興味のあることしか頭に入ってこないのです。頭の中に興味のアンテナがあって、アンテナで拾った情報のみが頭に入って来るようなイメージです。

頭に入って来なければ情報収集ができないことになるので、どのようなアンテナを持つのかはとても重要なことなのです。


自分はどうなりたいのか

「考える」時の判断基準と情報収集のトリガーとなるアンテナは、その根っこに共通するものがあります。それは、「自分はどうなりたいか」ということです。自分の生きる方向が見えていると、何か判断を迫られた時に未来を見据えて考えることができます。一見霧の中にいるような時にも目標地点の旗は明確に見えていて、進む方向だけは間違えることはない、というような状態ですね。また、「自分はどうなりたいか」が明らかであれば、情報の取捨選択ができるようになります。一見関係なさそうな情報でも、何か関係があるのではないか、と引っかかることになりますよね。

つまり、大事なことはいつも自分と対話して、何がやりたいのかをイメージしておくことなのです。

 

自分のありたい姿をイメージすることが考えることを習慣にするコツだとはなかなか思い至らないかもしれません。やりたいこと、やりたくないこと等を整理してみると考えることがだんだん身近になって来ると思います。