目標達成hack

目標達成に効果のあるモチベーションアップのコツ、頑張るための技術なんかを公開します

勉強を継続するための4つの技術

継続は力なり。その通りですね。独学の場合特にそうだと思います。どうすれば勉強を継続できるか、は勉強する場合の最も重要な技術の1つです。ところが学校では教えてくれません。よく考えてみると、そういう基本的な技術があることぐらいは学生時代に教えて欲しかったと思いませんか。

本日は、勉強をし続けるため4つの技術について考察してみたいと思います。


継続のために必要な4つの技術

勉強を継続するために必要なことは、色々と語られていますが、突き詰めると次の4つに集約できるのではないでしょうか。

①はっきりした目的を持つ

②強いインセンティブを持つ

③勉強の楽しさを活用する

④時間を確保する

勉強をしなければならないことはわかっているものの長続きしない、という人は、上記の4つの条件が満たされていないからだと考えて、点検してみると良いと思います。勉強をしなければならない、という焦りだけでは続けることはできません。続けられない理由があるのです。

まず、目的をはっきりさせて、強いインセンティブを持つ必要があります。多くの場合はここまではできていますね。問題は次の2つです。勉強が苦痛であると長続きしないのは想像に難くないと思いますが、本来勉強は楽しいものなのです。それを忘れてしまっていることが多いようです。だから楽しさを実感する仕組みを作ることが重要なのです。

そして社会人の場合、最も難しいのは時間を確保することだと思います。忙しい日常の中でどうすれば勉強時間を確保することができるか。そのためには、生活スタイルを見直すことが必要です。


勉強する目的は何か

目標は具体的でなければ、継続は難しくなりますよね。単に知識を得る、とか、教養を深める、というような抽象的なものでは、勉強を開始することはできても、継続する力にはなり得ません。目的をはっきりさせ、現在とのギャップを明らかにして、そのギャップを埋めるために勉強するのです。そして、勉強した暁にはどうなりたいのか。資格を取って独立する、副業で稼ぐ、新しいプロジェクトを始める、というような、あるべき姿がインセンティブになるのです。

また、目標はできると思えるものでなければ頑張れません。いきなりノーベル賞を取る、という目標を立てても、そう簡単ではないことはすぐにわかりますよね。自動車の運転方法を独学で学んでも、教習所に通わずに免許を取ることは、制度的に難しいこともわかります。不可能ではないが努力が必要、というレベルの目標が継続するためには重要なのです。

それから、目標には長期目標と中期目標があることも意識する必要があります。資格取得は中期目標です。司法試験に受かっても、それだけで弁護士になれるわけではありません。TOEIC800点以上とったとしても、グローバルな職を得られるわけではありません。あくまでも何者かになるための通過点であることから、中期目標と捉えるべきなのです。長期目標だけでは、あまりに遠すぎて継続できなくなることもあるし、中期目標だけでは、そもそもの目標と結びつかなくなってしまいます。目標に応じて、長期と中期目標を使い分けるべきなのです。


強いインセンティブが勉強を牽引

インセンティブの形にもいくつかの類型があります。勉強して社会的な地位が上がる、あるいは経済的なメリットがある、と考えるのは健全です。アメリカのような競争社会では今でも大学院生が死に物狂いで勉強しています。インセンティブに乏しい社会は問題です。

また、勉強を自分に強制する環境を作るという方法もあります。追い詰めれば、真剣になって勉強するタイプの人もいます。「資格試験を受ける」ことを周りの人々に宣言する、などは自分を追い込む方法の1つです。


勉強を楽しむ

勉強することは苦しい面があります。どうして努力するかというと勉強して何かしらの結果を手に入れたいからだ、と考えてしまうと勉強自体を楽しむことはできなくなってしまいます。本来勉強は楽しいものであって、その楽しさこそが強いインセンティブになり得ることも意識しないといけません。

勉強が楽しいと感じさせるものは好奇心です。好奇心があれば、勉強をして知識が蓄積されることが楽しくなります。楽しくなると更に好奇心が強まるという好循環が回っていきます。問題意識を持って情報を見るようになると気付きが多くなります。単に情報を眺めるのとは大きな差が出ます。

また、モチベーションを維持するために好奇心と並んで有効なことは、「人に教える」ことです。人に教えることは、実はは、「自慢したい」という思いに通じる気持ちがあります。でも、いざ教えようと思うと、曖昧な理解では質問に窮することになってしまうため、しっかりと理解しようと考えます。これが強いインセンティブになるのです。

人に教えるのは、特定の誰かがいなくても実現可能です。学んだことをブログに書くこともその1つです。学んだことをとにかく書いて整理する、という方法もあるし、学んだことをまとめてから公開する方法もあります。いざ書こうと思うと、細かいところまで確認したくなり、それだけで知識の整理には大いに役立ちます。書いたものを改めて見てみて、更に考えを深めたり、他のアイデアと融合したりすることもできます。書くだけでも何かが始まるものです。


時間を確保する

勉強する時間を確保するのは難しいですよね。他にもやらねばならないことがたくさんあるからです。学生であれば多くの時間を勉強に充てることも可能だと思われるかもしれませんが、学生は学生で忙しい、というでしょう。社会人になるとなおさらです。

でも、ちょっと考えてみてもらいたいのですが、本当に時間はないでしょうか。独学で人生を切り開いた偉人たちに共通するのは、勉強の時間を捻出していることです。時間は万人に平等にあるものですが、勉強の時間を確保できる人とできない人が出るのはどうしてなのでしょうか。限られた時間を何に使うか、という優先順位の問題ではないでしょうか。どのような活動に時間を割り当てるのかを決めているのは、他でもない自分自身であることを認識しなければならなりません。

あまり重要ではない付き合いに時間を使っていないですか。人付き合いにかける時間は昔に比べて、減ってきていると言われていますし、付き合いが多いと思われる経営者も、パーティーや宴会を早めに切り上げて勉強している人も多いと聞きます。勉強している人は、実は人との付き合い方を考えているのではないかと思われます。

人付き合いだけではありません。日常生活を振り返ってみると、テレビを見ている時間はどの程度あるでしょうか。スマホやゲームに時間を使っていないですか。これらは、リラックスをするために必要だ、という考えもあるとは思いますが、単なる習慣になっているだけ、ということもありそうです。通勤時間にゲームや漫画を読んでいる人と勉強している人では、1日単位の差はそれほどないのかもしれませんが、一年経った時に振り返ってみると大きな差になっているでしょう。それらは同時に体験するとこができないので、気付いていないだけかもしれませんよ。単なる時間の積み上げ以上の差がついているはずです。


まとめ

以上のとおり、勉強をし続けるために必要なのは、たった4つの技術なのです。この4つを意識するだけなら簡単だと思いませんか。自分の生活習慣をこの4つの観点で、見直してみると、勉強をし続けるために必要なことが見えてくると思います。