目標達成hack

目標達成に効果のあるモチベーションアップのコツ、頑張るための技術なんかを公開します

やりがいとは何か

お金はやりがいになり得るか

何かの作業をするときに、お金をもらえるとすれば「やりがい」になるでしょうか。お金はもちろん「やりがい」になり得ますよね。しかし、作業をして仕上がったものをすぐに捨てられてしまうことがわかっている場合は、たとえお金をもらえるからといって続けていけるものでしょうか。答えはNOです。行動経済学の実験では、仕上がったものをすぐに破棄するところを見せると、早々に作業を辞めてしまうことが分かっています。だからお金が必ずしも「やりがい」にならならいこともあるのです。


自分の作業に愛着を持つ

また、違う実験では、自分が行なった作業への愛着というのも確認されています。折り紙で作品を作ってもらって、値段をつける実験をしました。作品を作った人は、自分の作品に高値をつけ、作成に関わっていない人は、お金を払う価値すら見出せない、という結果になったそうです。このことから、自分が関わったものに対しては、愛着を持ちやすいことがわかります。


やりがいとは「認められること」ではないか

以上のことから考えてみると、やりがいとは行なった作業が認められることなのではないでしょうか。自分の努力を注ぎ込んだものに対しては、とても愛着が湧くことになり、それを高く評価させることに対して、更なる「やりがい」を感じる、という構図ですね。お金もその評価を図る指標として使われる場合は「やりがい」に大いに貢献するのでしょうが、お金をもらっても、その努力を考慮しない、あるいは無視されるような形であれば、お金だけでは「やりがい」を維持することは難しい、ということですよね。


自己啓発のやりがいは何か

自己啓発で何かを勉強するような場合、外部からの評価を受けるのが難しいですよね。だから三日坊主に終わることになってしまうのではないでしょうか。

自己啓発を継続するコツは、その努力を評価してもらう仕組みを考えることが有効だと思います。

何かの資格を取得する場合、とてもわかりやすい目標ですよね。そうではない場合は何かしら成果を見える化して、それを褒めてもらったりする環境を考える必要があります。ブログを公開して、その読者からいいねをたくさんもらう、ということでも良いのです。ブログを定期的に見に来てもらうことだけでも「やりがい」になり得ます。同じ目標に向かって努力する仲間を見つけるのも良い方法ですよね。会社や学校の終わった後に塾などに通うのは、同じ目標に向かっている仲間がいる空間に身を置くことで「やりがい」を上げる効果もあると思います。

そうやって「やりがい」を維持向上させる方法を考えて、努力する環境を整えると、三日坊主から脱出できるのではないでしょうか。