起業を成功させるコツ
ピーター・ティール世界を手にした反逆の起業家の野望(トーマス・ラッポルト著)を読みました。ペイパルを創業した起業家であり投資家であるピーターが何を考えているのかを綴った本です。
起業家は何を考えるべきか、深く考えさせられる内容で、とても勉強になりました。
その中で私は起業家として考えるべきことに注目しました。
起業を成功させるためのコツは以下の3つです。
①飛び抜けたビジョン
仲間を結束させるとともに、モチベーションを上げるために不可欠
②仲間
一人でできることは限られています。普段から周りにいる人を長く付き合うつもりで接するべき。
③真のイノベーション
既存のアイデアの改善は1をnにできる。しかし真のイノベーションは0を1にすることができる。
以下、参考になる表現の引用です。
ぶっ飛んだビジョンこそが、我々はその他大勢とは違うぞという自覚をメンバーに与え、結束を高める
スタートアップの成功に必要なことは、「取り組むのにふさわしい課題を解決する」ことである。早すぎず、遅すぎず、取り組むのにふさわしい顧客との約束を果たすことができれば成功する。
成長は飛躍的に早く、できるだけコスト効率よく行わなければならない。ユーザーを増やすことが競争相手をリングから叩き出すことができる。
良い仲間、資本金、奮い立たせるアイデア、社内文化とコミュニケーションがスタートアップの成功には重要。
完璧に機能している会社の一員だった人間は、ゼロから始めて会社を築き上げることの難しさを過小評価しがち。
毎日を自分が永遠に生きるかのように生きよ。周りにいる人間をこれからも長く付き合うつもりで扱うべき。毎日下す1つ1つの選択がとても大事。その結果は時間の経過とともにどんどん大きくなる。
普通の人間は、単に既存テクノロジーを改善して1をnにする事に甘んじる。しかし、本当のテクノロジーの進歩は0から1への飛躍である。
この考え方をペースに周りを見てみると、当てはまることが多く、とても真理をついているな、と思います。素晴らしい人物であり、良書だと思います。