目標達成hack

目標達成に効果のあるモチベーションアップのコツ、頑張るための技術なんかを公開します

モチベーションスタイル

やる気にはスタイルがある

やる気の出し方は人によって違うもの。高い目標で熱くなる人もいれば、逆にげんなりしてしまう人もいます。

しかし世の中では、やる気の出る方法はこうあるべし、と絶対の真理があるかのごとく語られています。それを見聞きしたり、ある時は諭されたりしてるうちに、自分自身も世間の言説を信じるようになり、自分には合わないやる気の出し方を無理をして取り入れようとしてしまいます。その結果上手くいかなくて、自分は本当にやる気があるのか、自信がなくなり、悩んでしまうことになったりします。

しかし本来やる気というものは、食べ物の好みとか異性の好みなどと同じように十人十色なのです。つまり他の人にとって効果のある方法だからと言って自分に合うかどうかはわからないのです。やる気とは個性が強く反映されるものなのです。やる気が出ないことは自分に原因があると考えがちですが、実はやり方が自分に合っていないだけなのかもしれません。


自分に合ったやる気の出し方

「自分に合ったやる気の出し方を見つけ、他人に何と言われようと自分なりのやり方を尊重する」

それが強いやる気を生み出し、やる気を維持していくために何よりも重要な事なのです。

自分なりのやる気の出し方を"モチベーション・スタイル"と呼びます。

大切なことはどのようなやる気の出し方であれ、自分の心の芯の部分で納得がいっているかどうかです。

「自分自身に対して百パーセント正直になることは良い習練になる」とフロイトは言っていますが、自分に正直になることは難しいのです。ビジネス書に影響を受けたり、周りの人の声に流されたりして、つい自分の心の芯で納得がいっていない方法をとり続けてしまうこともあるでしょう。そうなると上手く本来の自分を発揮することができなくなります。逆に自分に正直になって心の芯で感じている事をそのままストレートに行動に反映できると気分が良く、本来の自分を発揮することができるようになります。


やる気の出し方に正解も不正解もない

観察学習(モデリング)といって、「上手くいっている人の真似をすることも有効である」という考え方もあります。真似をすることは一見自分自身に正直になることとはかけ離れているように思えるかもしれません。しかし上手くいっている人の真似をすることは悪いことばかりではなく、良い点もあります。例えば、自分では考えが及ばないことに気付く、とか、他の人が試したものであるため、一定の効果は期待できる、などが挙げられます。人真似の中にもモチベーションスタイルを模索するための重要な情報になり得るものがあるということです。人の真似をするときに重要なことは全てを真似る必要はない、ということと、合わなければすぐにやめる、ということです。ある人に効果がある方法だからといって全てが自分に合うかどうかはわかりません。大事なことは自分に合うところだけを真似することです。それはすぐに判断できるものではないかもしれません。自分に合うのか合わないのかをどうやって判断したら良いのでしょう。それは体と心を使って試行錯誤して自分に合う方法にカスタマイズしていくのです。そして合わないなと思うところは思い切って切り捨てていくのです。そうやって得たものは単なる人真似ではなく、自分のスタイルになっているとこと思います。

モチベーションスタイルを確立するためのコツは自分に合うのかどうかを試行錯誤することです、そして合わないなと思うところは切り捨てる。それを繰り返していくと次第に自分のスタイルが見えてきます。