目標達成hack

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習慣化の実践

習慣化を実践する2つのエンジン

習慣化を実践するために必要なことは何でしょうか。私は2つあると考えています。

 

意志の力
仕組みの力


この2つのエンジンをうまく回して行く事が習慣化の実践には欠かせません。

山登りに例えると、頂上を目指そうとして一歩を踏み出すのは意志の力に依存します。ですが登り始めたもののいつまでたっても頂上が見えてこないと、だんだん意志の力が弱くなってしまいます。ここからは仕組みの力の出番です。様々なツールを駆使して、今どの辺りを登っていて計画に対してアヘッドしているのか、ビハインドしているのかを的確に把握し、登るスピードやどこで休憩を入れるのか、などを調整しながら確実に頂上に近づいている事を確認できるとしたらどうでしょう。意志の力の弱まるところを仕組みの力で補う事が出来ると思いませんか。補うどころか、計画以上に進んでいる事が分かったり、頂上が近付いたりすれば、登っていることそのものが楽しくなってきて、意志の力を上げて行くことも可能だと思います。このように、意志の力と仕組みの力はお互いに影響を及ぼしながら、2つのエンジンとして機能して行く関係にあります。


本日は、この"仕組み化"の話です。


仕組み化のポイント

仕組み化のポイントは以下の3点にあると考えます。

見える化

②記録

③振り返り

以下、それぞれ説明を加えます。

見える化

仕組みとして最も重要なのは進捗の見える化です。

見える化するためのツールを考えましょう。最近では習慣化のためのスマホアプリなんかもあるのですが、私の経験では昔ながらの手書きのノートにまだ勝るものはないと思っています。

目標が細分化されタスクのレベルに分解されていれば、タスクごとに毎日の記録をつけられるようにするシンプルなものが長続きするためには良いと思います。人によって好みや使いやすさは違うと思いますのであくまでも一般論として、一例をご紹介します。

 

○1日1ページとして使います
○1ページを3列に区切ります
○1番左に該当期間に実施するタスクを書き出します
○真ん中の列にやった事を記載します(できれは"どこで""いつ"も記載します)
○1番右の列には気づいた事や思ったことなどメモしておきます


毎日のノートに書くのはこれだけです。

並行していくつのタスクを書くのかは計画次第なのですが、時間も限られますので3つ程度にしておく方が良いと思います。

タスクをし実施できなかったらそのまま何も書かなくても良いです。後から見直すときに空白はタスクが出来なかった記録となりますので、書かないことにも意味があるのです。従って1日1ページの原則は崩してはいけません。文字の密度を見るだけで課題があるかどうかが直感的にわかることは進捗を実感するためには重要なのです。

②記録する

毎日の進捗を書き出すツールが決まったら、実際に記録をしていきます。できれば何かタスクをこなしたらできるだけ速やかに記録する事が重要なポイントです。直ぐに記録できなくても隙間時間を使って出来るだけ早めに記録しておきたいものです。自分なりの記号などのルールを作ってできるだけ簡略に記載する方法を考えるなどの方法もあります。毎日の記録は後から振り返ったときに意味がわかれば良いのです。

③振り返り

週に一度は振り返りを行いましょう。振り返りのポイントは、"何をやったか""何をやらなかったか""うまくいかないことは何か"の3点です。やった事とやらなかった事を比較して見ると、どうして出来ない事があるのかな、という原因に想いを馳せる事が出来ると思います。しかしここであまり精緻に原因追求しなくても大丈夫です。「かもしれない」という仮説で良いのです。その仮説から次の週で新たに取り組む事を考えましょう。そしてやってみる事が重要です。それを毎週毎週繰り返して行くと、だんだん自分の型が出来てくるので、迷う事が少なくなっていきます。一回一回の振り返りにおいて、必要以上に考え込むことはありません。答えは一つでは無いのです。色々なアプローチの中から自分にフィットする方法を探す作業を行なっているだけです。そのトライアンドエラーの繰り返しさえも楽しめるようになると、好循環が生まれます。


以上が習慣化の大まかなストーリーです。繰り返しになりますが、一つ一つのことを深く追求する必要はありません。①②③のサイクルを回す事を優先しましょう。そして自分の心の中に芽生える変化を感じましょう。この変化を感じる事が意志の力の源泉になっていきます。