はじめの一歩は小さな目標から

目標に向けてなかなか一歩を踏み出せない人がどうしたら出来るようになるのか。「出来ない」という意識を変えていく事が最も重要だと考えています。では、どうしたら「出来ない」から「出来る」に意識を変える事ができるのでしょうか。小さな目標でもいいから達成した経験を積み重ね、自分自身に自信が持てるようにする事が有効なのではないでしょうか。

小さな成功体験を見える化する

小さな成功体験を獲得するためには、小さな目標を身の回りにたくさん作る事が重要です。目標がなければ達成もないわけで、目標設定→目標達成をたくさん作って、それを見えるようにする事が成功体験の積み重ねそのものを見える化する事につながります。とても小さな事であってもやるべき事をこなし、時間をおいて振り返ってみた時に"出来た"ことの量がとても大きくなっていることに気付きます。そして自分自身に驚きを感じます。その実感こそが自信の源泉になるのです。

成功体験積み重ねの仕組み

小さな成功体験を積み重ねて後から振り返る事ができるようにするために、簡単で試しやすい仕組みがTODOリストです。

TODOリストを作ろう

朝、まずはTODOリストを作成します。作成するときは以下の観点を踏まえて書いて見ると良いと思います。

○今日やる事を書き出す

○いくつやるのかを決める

○何時までに終えるのかを決める

TODOのコツは作業を1日単位でくくらず出来るだけ細分化する事です。目安は3分で終わるレベルを目指しましょう。パソコンを立ち上げる、○○ファイルをダウンロードする、と言うように動作を思い浮かべて書いていくと細かく設定出来ます。

また、いつまでに終えるのか締め切りを持つ事で、時間を有効に使う事を考えるようになりますし、自分一人でできる作業なのかそうでないのかを明らかにして、相手待ちで仕事が進まない状態を回避するといった事も考えられるようになります。

1日を振り返ろう

そして1日の最後にはTODOリストを見ながら1日を振り返りましょう。（次の日の朝でも良いと思います）最初はこんだけやったんだ、とただ感心するだけでも自分にはプラスになります。慣れてくると、上手くいったところや上手くいかなかったところなどが見えてきます。そうすると次の日にはこういうことに気をつけよう、とかこうすれば時間が有効に使えるのではないか、など試してみたい事が思い浮かぶようになってきます。実際にそれをやってみて、上手くいったとか行かなかったとか、更なる振り返りを行うと、それだけでどんどん仕事の質が上がっていきます。

まずは小さな目標から始めよう

小さな目標から始めて、どんどん達成感を積み重ねると、気づくと大きな変化になっていることに、いずれ気づくはずです。何よりもまずは始める事が重要です。始めないことには何も変わりませんから。