目標達成hack

目標達成に効果のあるモチベーションアップのコツ、頑張るための技術なんかを公開します

質問力

何かの情報を得る必要がある時に、自分一人で調べる方法が最も手っ取り早く効果が大きいと思います。しかし自分一人ではとても時間がかかってしまうこともありますよね。そんな時は有識者に"聞く"事が有効なソリューションになることもあります。その時にポイントになるのは質問力です。


聞きたいことは何なのか

質問力を高めるためには、「何が聞きたいのか」を明確にする必要があります。できるだけ具体的にしなければ、なかなか聞きたいことにたどり着きません。〇〇業界の今後の展望は?というような一般的なことを聞いても、自分一人で調べた内容と大差ない回答しか得られないかもしれません。市場の動向を調べたところこのような推移をたどっていることから、今後はこう動くと思われるが、どうか?とか、このような環境の中で御社が成功した理由はこうなんじゃないかと認識しているが、どうか?とか、聞くことを具体的にして本質に迫っていく事がポイントです。


質問の構造

質問力を高めるためには、質問そのものの構造を知ることが有効です。

質問の構造は二種類あります。簡単に言うと、狭めていく質問と広げていく質問です。

◾️狭めていく質問

○か✖️か、a.b.cの中でどれか、と言うように、あらかじめ候補を絞っておきます。

◾️広げていく質問

○か✖️かの狭めていく質問の後に、それはどうしてか、それはいつからか、など5w1hで始まる質問をすることで、その考え方の根拠を聞きます。

質問とは、基本的にこの「狭める質問」と「広げる質問」の繰り返しです。


最終的にたどり着きたいゴール

質問を重ねながら最終的にたどり着きたいゴールを考えます。何を質問するかは、実はこのゴールから逆算して、構成を考えることが、聞きたいことを聞くためのコツです。その時に前述の質問の構造を考えた上で、やり取りのストーリーを意識して質問を構成すると、ゴールに向かってぶれることなく進める事ができるでしょう。


質問ではなくストーリーを書いておく

質問を構想する時には、紙に書いておくことが有効です。そして書くのは質問そのものではなくストーリーを書いておくべきです。ゴールから逆算してスムーズに構成されているのかを考えておけば、質問の答えに慌てることなく進める事ができるでしょう。

 

良い質問は相手も気持ち良い

質問がゴールに向かって淀みなく流れていくような構成ができると、質問される側も気持ちよく答えられるものです。そして最後にお互いに達成感が感じられるものです。そういう終わり方はまた次の仕事につながっていきます。できるだけ準備をして気持ちよく終わる質問を心がけるといろいろな物事が良い方向に転がっていくでしょう。