目標達成hack

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好きなことを仕事にするということ

好きなことを仕事にしろ、というアドバイスがあるが、好きなものによっては仕事にはできない。というか、

仕事にできないことの方が多いのではないか。例えば、旅行が好きな人が旅行会社に就職したとすると、お客様のために色々考えることはあっても、自分の旅行のことは考える時間はなくなる。この食い違いはどうして起こるのか。よく考えてみると、旅行が好きという意味は、自分がどこかに旅行して、何かを見たり、聞いたり、体験したりすることが好きなのであって、人の旅行のことを考えたりすることが好きなのではないことがわかる。逆に旅行が好きだと言った時に、実際に自分が行かなかったとしても、旅行プランを考えることが好きだった場合は、旅行会社の仕事が楽しいかもしれない。

つまり「好きなこと」にもいくつかの種類があって、仕事に向いていることと向いていないことがあるということではないか。こういう自分の状態が好きだ、という場合は仕事にはできない。しかし、こういう行動は楽しい、こういう行為には自分の成長を感じる、などの様に、自分が行う行動自体に楽しみを見出している場合は、仕事にすれば楽しくなるかもしれない。

ということは、問題は本当に自分が好きなことが何なのか、を正確に理解することができるのかどうか、ということなのではないか。そこを掘り下げて考えてみる機会は通常あまりないかもしれない。あったとしても頭で考えてもわからないかもしれない。やってみて実感することで初めてわかることもある。だからこそ日々の生活の中で、自分が何を感じて何を考えたのか、が重要となるのではないか。その中で楽しいと感じたり、興味があると思えることを認識することは、とても貴重な発見となるかもしれない。だからもしかしたら自分はこれが好きなのかも、と少しでも思えることがあったら、更に深掘りして考えることができれば、何かが変わるのかもしれない。少なくともそう思って日々を過ごすことだけでも、すでに変化なのかもしれない。そう思ったら毎日が少し違って見えてきませんか?