楽観的と悲観的イメージ

最悪の結果を予想して、毎日不安を感じながら過ごしている、という悲観的な人たちは、そのイメージを和らげるような働きかけよりも、その不安そのものをモチベーションに変えてしまう方が有効である事が実証されています。これは目標を立てた後の行動にも応用する事ができます。目標を立てた後に、成功するイメージを描くだけでなく、失敗するイメージを考え、その要因を思いつく限りあげておくのです。悲観的な考えを持つ傾向にある人は、成功に向けて一歩一歩前進するよりも、失敗の原因となる課題を一つづつ片付ける方が不安要素が減ることになりモチベーションを上げる事につながるという事です。

悲観的な人も楽観的な人も、やっている事はそれ程変わらないのですが、イメージの仕方で受け取り方が変わってきます。自分がどのような考え方をするのかを理解する事が重要だという事ですね。

目標達成への教訓

成功のイメージの仕方には2通りある事を理解しておきましょう。成功した時のポジティブなイメージと失敗した時のネガティブなイメージの２つです。どちらがモチベーションにつながるのかは、その人の生活やスタイル、置かれている環境、あるいはそれまでの経験などにより違ってきます。自分の心の状態と向き合い自分のスタイルを理解する事が重要です。とは言え結果はそれほど違いは出ないので、あまり深刻にならず、ポジティブとネガティブの両方考えておくスタンスで良いのではないでしょうか。