目標達成hack

目標達成に効果のあるモチベーションアップのコツ、頑張るための技術なんかを公開します

習慣化には一万時間必要である

習慣化の必要性

プロと呼ばれるようになったり、名が売れる、あるいは経済的に豊かになるなどの成功をおさめたり、という目標を達成した人はどうして成功したのでしょうか。目標を達成する人たちに共通するメジャーな理由として、「努力を継続すること」があげられます。一説によると、ある道を極めるためには、一万時間は必要と言われています。一瞬の気合いでは一万時間は続きませんよね。一万時間に渡ってコツコツと努力を積み重ねるためには、「努力の習慣化」が必要です。

ではどうすればいいのでしょうか。問題は「意思があるのか」ということと、「その意思が続けることができるか」です。特に続けることができるかどうか、が凡人とプロの違いを生むのです。

意思が続くためには何が必要でしょうか。そのコツは、「仕組化する」と「習慣を好きになる」の2つです。


習慣とは仕組みである

習慣は気合いだけでは実現できません。仕組化されていることが重要です。習慣化は難しいと思われている方も多いと思いますが、仕組みの重要性が認識できていない場合がが多いようです。何かをやり始めても三日坊主で終わってしまう人は、精神力が弱いことが原因だと思うかもしれませんが、実際はそうではないのです。習慣として続けていくためには、習慣を仕組み化し、仕組みを回すためのマネジメントにフォーカスすることが必要なのです。決して気合いで解決するものではないのです。

では、習慣をマネジメントするために大切なことは何でしょうか。

仕組化とはズバリ見える化です。自分が何をやっているのか、どこまでやっているのか、どういう状態なのか、を把握できるようにすることです。

人は見たいと欲するものしか見ようとはしません。健康診断の結果を見て、明らかに数値が悪いにもかかわらず、まだ大丈夫、と楽観視するのは、それが自分が見たいと欲する現実ではないからなのです。だからこそ、自分の姿を「見える状態」にしておくことはとても重要です。

自分の状態を「見る」ことは、習慣化のトリガーとしてはもちろん必要なのですが、それだけではありません。習慣化を始めてからも、その時点の自分の位置を知るために必要なのです。

ダイエットにレコーディングダイエットというものがあります。1日の中で口にした食べ物とそのカロリーを全て記録し、毎日同じ時間に体重と体脂肪を計るというものです。最初は記録するだけで体重は落ちていくようです。1日の摂取カロリーの目標を持つとさらに効果が出ると言われています。記録することで、毎日の食生活をマネジメントする仕組みができ、体重減につながるということですね。これはまさに見える化の効果と言えるのではないでしょうか。


楽しくなければ続かない

習慣化を続けるためには、仕組化するだけでは足りません。強く後押しするものは「好きになる」ことです。好きなことでなければ一万時間はなかなか続きませんよね。

レコーディングダイエットも仕組化した上で、記録することを楽しんでできなければ続けることは難しいでしょう。

習慣化自体を好きになり、楽しく続けるためには、多少の工夫も必要です。

その1つが、小さな成功体験を積み重ねていくことです。

子供向けの学習塾でも、子供たちが飽きることなく取り組めるように、段階を設けるという工夫をしているところもあります。レベルに合わせたプリントが全て丸になったら次のレベルに進む、というやり方です。スイミングもかなり細かい級が設定されており、進級試験に合格すると次の級に進むようなシステムになっています。

小さな合格を積み重ねて、気づいたら大きな進歩となっていた。そんな時には、自分の成長を実感できるものですよね。そうやってモチベーションを維持・向上させる工夫をすると努力を継続することもできるし、そもそも努力を好きになります。


習慣を仕組化して楽しく続ける。これが習慣化が身につくためのコツなのですね。