目標達成hack

目標達成に効果のあるモチベーションアップのコツ、頑張るための技術なんかを公開します

脳に良い習慣(その1)早起き

新たな目標を立て、実現に向けてタスクを決めて、着実にこなしていきたい。そのために自分を変えたい。という人は目標達成に向けた計画作りと並行して、脳内ホルモンをどうコントロールするかを考えることが重要です。脳内ホルモンがちゃんと出ていて脳の状態が整えば、毎日の努力が脳に着実に定着していくし、何よりもモチベーションが高まります。ということで、脳内ホルモンを分泌するために脳に良い習慣シリーズです。その1は「早起き」です。

 

⑴朝6時に起きる

朝目覚めてから自然の光を感知すると、脳はセロトニンという脳内ホルモンを分泌します。セロトニンは目覚めをもたらすホルモンで、これが分泌されると脳が一気に活性化してスッキリ爽やかに目が覚めます。このセロトニンは、夜の眠気を誘うホルモンであるメラトニンに変化するので、朝しっかりセロトニンが分泌されていると、夜の睡眠の質も上げることができます。だから前の日の晩に寝るのが遅くなったからといって、朝もゆっくり起きてはいけません。朝のセロトニンはその日の夜の睡眠のためにも重要な役割を果たすことを覚えておきましょう。前の日の状況に関わらず、毎朝決まった時間に起きることが大切です。「早寝早起き」と言いますが、習慣にするには「早起き早寝」の方がしっくりきますね。

朝、セロトニンが分泌されてから、約15時間後にメラトニンの生産が始まると言われています。つまり、朝6時に起きると夜の9時にはメラトニンの生産が始まるということです。早起き早寝を実践するには、だいたい朝6時には起きることが良いようです。

 

セロトニンの効果

セロトニンの効果は目覚めだけではありません。脳を穏やかにして充足感を感じさせる効果が知られています。そのため、幸福を実感し意欲が衰えません。喜怒哀楽の感情もマイルドになって、キレにくくなります。「天然の抗うつ剤」とも呼ばれているくらいその効果は知られています。人はお金を持っていたりモテているたりするから幸せだと思うのではないのです。セロトニンが分泌されているから幸せだと感じることができるのです。

誰かと競争することでやる気が出る、という人もいるかもしれません。この闘争心から生み出されるやる気は、火事場の馬鹿力的な瞬発力があるかもしれません。しかし尖った気持ちとともにあるため、気持ちが乱高下しやすいという側面もあります。結果がうまくいかないと、ひどく落ち込んだりすることになります。成果を出し、人に褒められることが充足感につながります。つまり、周囲の反応に左右されることになり気分の乱高下を呼び、それがストレスにつながっていくのです。

一方セロトニンのもたらす充足感は結果や他者の目などに依存しません。成果が出なくたって、誰かから褒められなくたって、プロセスそのものが楽しく感じられます。自分に対する満足の評価軸があるようなものなので、他者との比較は意味を持たないことになります。簡単に言うと勝ち負けの概念が違うと言うことなのです。

飄々と幸福そうに生きている人は、特別な才能なんかなくたって、周りの人に信頼感を与え、一緒にいたいと思わせることになり、結果モテることになります。

このように、いろいろなことがうまく回り出すセロトニンはすごいホルモンなんですね。それが早起きするだけで手に入るなんて、やらない手はないと思いますよ。